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西光寺の由来・沿革
ふだんざん ずいうんいん さいこうじ
不断山 瑞雲院 西光寺
<由来・沿革>
寺伝によると、古くこの地に一草堂があり、念佛する者が後を絶たず、その故をもって不断堂と名付けられていたそうです。
天文十五(1546)年に萬里小路内大臣秀房公の息、浄土宗総本山知恩院第二十七世徳譽大僧正の嫡弟、祐圓和尚が諸国遍歴の途中、止々呂美の豊楽寺に留まり、後に招かれてこの寺に来たり、信徒と協力して再建し、不断山西光寺と名付けたとあります。
江戸期にはこの地域の中本山格の寺院として、知恩院第三十二世雄誉霊巌御門跡より、河辺等三郡の触頭に任命され、六箇寺の末寺がありました。
本堂は、池田の街が大いに栄えていた頃の元禄十(1697)年に、規模を一回り大きくする形で大改修され、その後、幾度かの改修を経て現在に至っています。書院庫裡は阪神淡路大震災により被害を受け、平成年間に現代風の建物に新築されました。
一般に寺院の建立はその土地の有力者による勧請によるものが多い中、当寺は地域住民の皆様の厚い信仰の心によって力を合わせて建立された寺院です。歴代住職が檀信徒の皆様と力を合わせ、今日まで護持されてきています。
宗派……浄土宗
御本尊…阿弥陀如来
西光寺本堂 平成31年4月撮影
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