10月12日(土)13:30より、浄土宗開宗八五〇年慶讃法要(お十夜法要並びに婦人会総会併修)を開催いたしました。当日は役員の方を含め、40~50名の檀信徒の皆様にお参り頂きました。
婦人会総会の後、泉佐野市浄蓮寺、原千章上人による法話を約一時間頂きました。開宗八五〇年にちなみ、法然上人の生い立ちから四三歳で叡山を下り、京の都で専修念仏を説くまでを丁寧にお話し頂きました。
法話の後、休憩をはさみ、慶讃法要並びにお十夜法要をお勤めいたしました。吉水講の皆様には入退堂和讃をはじめ詠唱奉納をして頂きました。
10年前に比べると、参拝者の人数は随分と減ってしまっています。時代の流れかも知れませんが、多くの方々にお参りに来て頂けるような仕組みづくりを考えねばならないのと、昔からの伝統を重視し守るのとのトレードオフの関係が若干あるのも難しいところです…。
例えば、来週20日(日)は、午後から当山でひよこ寄席が開催されますが、こちらはとても盛況で、毎回ほぼ満席になります。各種法要で寄席等を導入している寺院もたくさん見受けられますが、そうすると西光寺でたった年2回の布教師による法話を聴いて頂く機会がまったくなくなってしまいます。確かに法話は仏教の真面目な話が中心になりますから、敬遠されがちなのかも知れません。西光寺も各種教室を開催し、お寺に足を運んでくださる人は確かに増えていますが、もう一歩先の、昔ながらの伝統行事を守り続けていくのは今後の課題です。まぁ、諸行無常なので、変わり続けて当たり前なのですが…。…と、ブログを書いてていろいろ思いました。
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