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執筆者の写真Akihito Hara

地蔵盆、浄焚会、がんがら火

8月24日、西光寺と、西光寺が管理する栄根寺廃寺跡で、地蔵盆が開催されました。


栄根寺は朝9時から、栄根寺の世話人さんに迎えられ、お地蔵さんの回向をしました。

栄根寺廃寺跡。境内の北側にお地蔵さんがお祀りされています。

こちらのお地蔵さんはお化粧が施されています。京都によくあるスタイルだそうですが、北摂地域では珍しいと思います。

栄根寺のお地蔵さんの世話人さん。栄根寺では元々地蔵盆はありませんでしたが、10年ほど前、世話人さん達が力をあわせ、地蔵盆を開催してくださっています。昔は子どもさんもいて数珠繰り等もしていましたが、高齢化(…準備するのが大変…)やコロナ禍等の影響で、ここ数年は回向のみとなっています。それでも御供物等を準備しており、お下がりを頂戴いたしました。


午後3時からは西光寺での地蔵盆百万遍念珠繰りが行われました。

世話人の地蔵講の皆さん、茶道教室に通う生徒さん、檀家さん、近隣の子供さん達総勢20人弱集まり、念珠繰りを行いました。


20年前は地蔵堂にゴザを敷き、炎天下の数珠繰りでしたが、猛暑が厳しいので10年程前から本堂・庫裏内での数珠繰りに変更しています。

先に、空調設備の整った庫裏で住職から、「お盆」と「お地蔵さんの縁日」等の説明を子供向けさんに。きちんと伝えられたかどうか不安ですが、頑張って説明を試みました。その後、本堂へ。大雨と重なってしまったこともあり、左記に御本尊の阿弥陀さまに手をあわせ、「ともいき夕陽のつどい」を行いました。

その後引き続いて数珠繰りとお地蔵さんの回向。300年前の双盤を叩いて数珠繰りをしました。西光寺には300年前に作成された層板が二つありますが、今年はもうひとつはがんがら火に貸し出し中で、夜のがんがら火で使用されました。

その後、愛宕大権現と八幡大菩薩の回向を行い、子供さんたちに仏さまのお下がりをお持ち帰り頂き、数珠繰りの行事は終わりました。


地蔵講の皆さんは数珠くりが終わってからお供え物の仕分けをして、お供えしてくださった各お家へと配達を行います。


お供え物を配り終えた後、午後5時過ぎから古い卒塔婆やお位牌を焚き上げる浄焚会を境内で行いました。

雨のため、今年は開始時間が少し遅くなりました。7月から皆さんに書いてもらった棚幡の短冊も、一緒にお焚き上げしています。

午後7時過ぎ、五月山に送り火が灯る直前に、お焚きあげもほぼ終了しました。

午後7時30頃、五月山に送り火「大一」が灯り、西光寺の近くを大松明が通り過ぎました。今年は雨等で夜に提灯を殆ど出せませんでしたが、夜に少しだけ灯して楽しんでいました。


翌25日、早朝地蔵講の皆さんが集まり、後片付け。今年の地蔵盆も無事終わりました。貸し出ししている双盤も、本日戻ってくる予定です。









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