2月17日13時より、西光寺総代様、日本画家井上先生、中島工務店様をお迎えしての第3回目の打ち合わせを行いました。できるだけ民主的な手続きをと考えていますので、仕様がコロコロ変わってしまい、工務店様には大変ご負担をおかけしてしていますが、次の2点の大きな変更がありました。
①内陣と外陣の高低差をなくす
・当初バリアフリー化で計画していましたが、途中で浄土宗の特徴である来迎型の本堂を残そう…という事で変更。そのままの予定で進んでいましたが、突然やはりバリアフリーがいいのではという提案があり、多数決でバリアフリー化が決まりました。
②濡れ縁部分上部の雨樋の削除
・こちらも二転三転しましたが、今後のメンテナンスや軒瓦や化粧垂木の見栄えを重視する事になり、多数決で削除する事になりました。
その他、本堂内の詳細部分の仕様と天井画の作成手順の大まかな流れを決め、一時間強で会議は終了しました。今後、中島工務店様より、最終的な見積金額・設計図等を提出してもらい、総代会での決議を経て、正式契約に至る予定です。西光寺サイドとしては、できるだけ消費者余剰を多く獲得できるよう、今後も努力してゆく次第です。いざ大規模修繕となると、建物以外にも樹木の伐採や最低限の仏像仏具の修繕等、追加費用がたくさん入ってきて、思ったようにはいきませんね…。お寺を管理する私たちにとっては、頭を痛めるところです。
中島工務店様より、社長様が作成したエッセイ写真集を頂きました。加子母村は映画「君の名は」に出てくる糸守町のような、自然豊かなところです。私はご縁があって池田市で暮らし、引っ越すことはもうないと思いますが、こういった自然豊かなところで生活することに学生時代は想いを馳せた事もありました。
もうしばらくすると、この加子母村から西光寺に使用される木材がたくさん運ばれてきます。社長さんが書かれた本を読んでいると、当地の雰囲気が伝わりほっこりした気分になりました。今後200年、西光寺を支えてくれるであろう加子母の木材は、素晴らしいものに違いはありません。
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