平成30年に本堂の降棟が崩落して以来、修理に向けて総代様と議論を重ねて参りましたが、昨日29日、無事、第一交渉相手企業である(株)中島工務店様と工事請負契約を結びました。
昨年10月に中島工務店様が第一交渉相手企業と決まってから、半年かかりましたが、それまで内訳書の精査やお互いの駆け引きで何度も交渉を重ねてまいりました。工事の内容も、本堂の耐震改修が中心ですが、山門や地蔵堂、八幡社、土蔵、納戸等、書院庫裏を除くほぼすべての堂宇にも一部手を入れる事になりました。これら諸堂宇の修繕に関しては完全修復は予算上できませんが、崩れかけている屋根瓦や穴の開いた門扉、崩れた壁の補修など必要最低限の修繕をして頂きます。
住職一人ではとてもこのような大掛かりな事業を進めてゆくことはもちろんできませんが、西光寺の檀信徒の皆様、総代様、地域の皆様、そして飛騨の匠、中島工務店様ほか有縁の皆様のお力添えを頂きながら、工事完成に向けてこれからも邁進してゆきます。200年先の未来へとこの文化資産を残すために。
中島工務店様からの最終説明の後、契約式を行いました。住職のお隣は㈱中島工務店代表取締役社長の中島紀宇様です。契約の為に遠路はるばる加子母村からお越し頂きました。
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