top of page
執筆者の写真Akihito Hara

8/24 地蔵盆数珠繰り、本堂改修事業ー38 など

24日はお地蔵様の縁日なので、各地で地蔵盆のお祀りがなされますが、今年もコロナ禍の為に中止になったところも沢山あるようです。どこの地区も講員の高齢化が進み、疫病が治まっても従来の姿に戻るのか、少し気がかりではありますが、今年も川西市の栄根寺のお地蔵様と西光寺のお地蔵様の供養をさせて頂きました。




先ずは朝11時半頃から栄根寺のお地蔵様前でご回向をさせて頂きました。



栄根寺のお地蔵様は10年程前から、有志の世話人様の力によって地蔵盆が行われるようになりました。お地蔵さまにお化粧をしているのが特徴です。京都ではよく見かけるようですが、池田近辺ではあまり見かけません。コロナが流行るまでは、数珠繰りをしていましたが、昨年から御回向のみになりました。


西光寺のお地蔵様の回向は午後3時からですが、その前の13時から次回の工程会議に向けた事前打ち合わせが行われました。本堂の東西南北で地面に高低差があり、礎石の高さもバラバラなので、礎石補強と耐圧盤の施工が契約図面通りにならないので、その変更をどうするかの話し合いが主な内容でした。結果としては、一番低い礎石の高さに合わせて、200mmの熱さの耐圧盤をはり、礎石補強については本堂外側の境内から目に見える部分については、見栄えを考慮して補強することになりました。工程会議での正式な承認を得たうえで施工となります。その他、耐圧盤や礎石補強に使う鉄筋について、耐震上どのような効果があるのか等の説明を、次の工程会議までに資料として出してもらう宿題もでました。



けっこう不具合があることが判明しました。

・本堂北西側は中庭よりも地面が低く、必然的に水が溜まってしまう構造になるため、蟻害が随分と侵攻していました。柱の根継ぎを行うか、樹脂の注入により補強するか、どちらかが必要になります。

・約400年前の柱も残っているので、当初の場所から随分ずれている柱もあります。

・大引きの太さがかなり不均一です…。

・束石は丸石が多く、一部を残して四角いコンクリート製のものに変更予定です。


打合せは午後一時からみっちり2時間かかりました。


午後三時からは毎年の地蔵盆の数珠繰りを行いました。コロナ禍ではありますが、十数人の子供さんが集まってくれました。こちらの行事は浄土宗から助成金も頂いておりますので、「ともいき夕陽の集い」も併修させて頂いております。


昨年同様、感染症対策ということで、アルコール消毒をして、手袋をはめて、数珠の内側から外側を向いて数珠繰りしました。


数珠繰りのあと、がんがら火の送り火に連動する形で古い卒塔婆やお位牌等を焚き上げ、今年の西光寺の夏の行事も無事終わりました。





閲覧数:15回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page