毎月第3火曜日15時から17時頃まで、写経会を開催しています。人数も徐々に増え、6月21日(火)は7名の方がご参加くださいました。
主に法然上人御遺訓「一枚起請文」の写経となりますが、要望に応じて般若心経等別のの写経も行っています。人数が増えたので机のレイアウトをスクール形式に変えています。もう少し人数が増えた場合は、書院の使用も考えています。
なお、7,8月は写経会は休会。9月から再会いたします。
さて、本堂の修理の状況ですが、今回は少しネガティブな記事になります。6月30日に月例工程会議を控えていますが、改善してもらわなければならない点を備忘録として記します。
先ずは材料の管理の問題。写真左は19日(日)の状態。雨が降らなかったのでよかったものの、休工日にこの状態はダメでしょう…。月曜日早速施工者にクレームを入れました。
写真真ん中と左は21日に撮影したもの。雨で濡れてしまっています。写真右のホゾの部分は完全に組み立てに使用する部分です。雨に濡れてしまうと木材が膨張してきちんと組み合わせできない気がします。これも早速改善するように伝えました。
その他、これまで屋根のホロシートの被せ忘れで小屋裏に雨が入ったり、強風でシートが外れたり、10回未満ではありますが、5回以上あり、その都度施工主に注意しています。
このような不具合が断続的に続いているので、施工者には根本的な業務の改善をしてもらわないといけません。現場の人たちだけに任すというのではなく、会社としてきちんと工事の運営マニュアルを作成し、再発防止に努めてもらわないと困ります。
本日は6月22日ですが、週間工程表が5月29日で止まっています。これも以前、施主側から注意したのですが、改善されていません。更新担当者の怠慢ではあるのですが、毎日出入りしている関係者の誰も気づかないのかな…と思います。私も気づいてはいたのですが、いつ変えるんだろう・・・と見守っていたら6月末近くなってしまいました…(-_-;)
此方は技術的な問題が主なのですが、元禄時代のものといわれている向拝柱の根っこの部分。埋め木をすると聞いていたのですが、根っこを切断して新しい欅材がはめ込まれていました。元々施工主が言っていた事と工事内容が違うので、施主に相談せずにこのような行為をした事も問題あるとは思うのですが、写真をみて解るように、新材と元の木との間に段差が…。これは宮大工さんの仕事ではないでしょう…。向拝柱の根元は銅板を巻き保護するので見えないとはいえ、きちんと綺麗に根継ぎしてもらいたいものです。何の為に宮大工さんにお願いしているのか…orz。この辺りも次の工程会議できっちり話し合わないといけません。
その他、些細な事かも知れませんが、6月18日(土)と20日(日)の詰所の空調消し忘れ等、フリーライド的な行動も改善してもらわないと困ります。
今回ネガティブな記事になりましたが工程会議で再発防止のための議論が進み、次の報告は前向きになることを願います。
Comments