5月26日(木)は13時より月例の工程会議を開催しました。
木工事が順調に進んでいる報告を受けていますが、屋根の材料の取り換えが予想以上にあり、工程もその分ずれ込んでおり、瓦葺はとうとう7月以降に予定が変更されてしまいました。現段階では7月上旬から9月下旬まで3カ月かけて葺き上げる予定です。
前回の会議議事録の確認、過去一ヶ月の工事の進捗状況の報告、今後一ヶ月の工事予定説明、細かい仕様の意思決定等が行われ、会議終了後は現場視察を行いました。
本堂内、大引きの上に根太が施されています。
根太の上には一部、床が敷かれています。かなり良い木を使っているそうです…。本社の設計担当者が驚いていましたが…💦 この床の上に畳が敷かれます。
足場を登り軒廻りの確認。向拝の裏甲を確認。勾配に併せて刻んで施工しているのは珍しいらしいです。この向拝はかなり古い年代のようで修理の後もみられますが洋釘がまったく見当たらないので修理も江戸時代以降ではないとのことです。できるだけ部材を残して欲しいと工務店に伝えました。
向拝の中の梁?が歪んでいるそうで、それを直すために解体作業をしています。和釘での修理の跡がみられます。
本堂南西角部分。金属で覆われている隅木はそのまま使用。新しい部材は下から化粧垂木、茅負、裏甲です。綺麗に反りが入っています。
西側の新調した化粧垂木。
現在宮大工さんは北東部の木工事に入っています。化粧垂木が施工され、この上に茅負、裏甲、垂木と積まれてゆき、現状の屋根の高さにあわせます。
東側の茅負?(裏甲だったか??)がおじぎしたように前面に垂れてしまっているので、機材をつかってその垂を治す作業をしています。旧材を残す部分と新材でやり替える部分、茅負が面一で綺麗になるよう、色々と細かい作業が行われていました。
次回の工程会議は6月30日13時からを予定しています。
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