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執筆者の写真Akihito Hara

本堂改修事業ー51 書道教室

10月4日(月)は、土木工事に詳しい総代様がお見えになり、本堂と庫裏の境界線の構造物の現地視察が行われました。



本堂内に入る前に、本堂東側の基礎の施工状況の説明を受けます。



本堂内の庫裏との境界線部分。本堂側のコンクリートブロックの奥に、庫裏の基礎が見えています。庫裏は庫裏で、きちんと基礎の施工が施されていました。写真上部の木材は阪神大震災後の修理の際に入れられた足固めです。


結局、このコンクリートブロックは何の為に施工されたのか、謎のままなのですが、大引きとその上の壁等を支えるのには不十分で、庫裏を新築する際、動物や雨水の侵入を防ぐために施工されたのではないかという推測で終わりました。

このコンクリートブロックは、仕口ダンパー等を取り付ける際に邪魔になる事もあり、全面的に撤去し、よりよい資材に変更することになりました。



くっついていると思われた本堂と庫裏には、少し隙間がありました。庫裏の基礎と壁を確認しました。


大引きの上には扉があり、旧庫裏側から本堂の収納庫へ出入りできるようになっていたようです。配線も残っていました。大引きも随分と傷んでいたり、元々あったものがいつかの改修で抜き去られた跡等があり、仕口ダンパーを付ける為に、不十分な木材は新しいものに取り換えることになります。



物入れの上に、何故か大正14年の新聞等が張り付けられています。これらの紙の上にきれいな装飾が施されていたのでしょうか?そのような痕跡は見当たりませんでしたが…。これらの紙の貼り付けも謎のままです。



柱と大引きの間に楔が撃ち込まれている箇所がありますが、こちらも仕口ダンパーを取り付ける為、楔が邪魔になります。これらも新材に取り換えます。



本堂内部からの基礎補強の状況。かなり進んでいます。10月下旬には耐圧盤をうち、基礎工事はいったん終了となります。



北東の中庭と接する部分は湿りやすいところで、シロアリの蟻害が進んでいました。



北西側にも収納庫の跡がみつかりましたが、北東側も収納庫の扉の跡がありました。随分と傷んでいます。




その後、足場を登り、屋根の状況を確認して視察はお開きになりました。本堂も、修繕しているところと、していないところで傷み具合の差が激しいです。



夜は庫裏で書道教室がいつも通り開催されました。


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