top of page
執筆者の写真Akihito Hara

本堂改修事業-18、書道教室開催他

7月に入り、3日(土)と5日(月)は通常通り書道教室が開催されました。期末テストも終わり、学生さんも増えて少し賑やかな教室となりました。最近写真が撮れていなかったので久々に授業風景を撮ってみました。


本堂関係では5日(月)、いよいよ仏像仏具の搬出日を迎えました。


朝10時に仏具屋さんが引き取りに来られるので、それまで工務店さんが搬出しやすいように本堂内を養生。10時過ぎから搬出がはじまり、16時頃、終了となりましたが随分と大変な作業でした。



朝9時頃、御本尊、宮殿、須弥壇等を搬出するために養生シートがひかれました。仏具屋さんが到着するのを待ちます。


10時過ぎから宮殿の取り外し作業…8人がかりで取り外しましたが、大変な作業でした。屋根がかなり重たく、化粧垂木や正面の鳳凰の彫刻等、若干の損傷もありましたが、何とか取り外す事ができました。仏具屋さんは手慣れているので、けっこうな勢いで作業を進めてゆきますが、慣れない私にとっては、潰れないかとけっこう冷や汗をかくような事も多々あり…(-_-;)


空電屋根を取り外すのに、1時間はかかったでしょうか…。とにかく重いらしいです。搬出の為、養生してゆきます。



宮殿取り外し。後部に壁がないのでかなり不安定。自然解体してしまわないかと冷や冷やする場面も多々ありでしたが、何とか下ろせました。宮殿の修復の詳細はまだ決まっていませんが、後部に壁を新設してもらった方が良いと思いますので、後日仏具屋さんと費用面も考慮しての交渉を行います。なんせ、西光寺の本堂は色んな所に金箔・色彩がかなり施されているので、それらを全て完全修復するとなると、お寺の財政が破綻してしまいます…orz。



須弥壇の取り外し。工務店さんも文化財をいくつも手掛けているのでフレキシブルに動いてくださいます。


須弥壇を取った跡。床下はシロアリの蟻害が進んでおり、木がボロボロになっていました。



午前中には宮殿須弥壇が搬出されました。


その後、残す仏像は書院等へ移動。持ち帰ってもらう仏像は養生作業が行われました。



来迎柱をつなぐ壁の中や、善導大師の体内から文書が発見されたので、池田市教育委員会さんにも連絡し、午後から視察もありました。



午後2時過ぎ、先に宮殿・須弥壇がトラックへと運ばれ、愛知県の仏具屋さんの工房へと運ばれてゆきました。



夕方、ようやく一木造の観音様等の養生へ。写真は閻魔様。



朽ちていた須弥壇下の床を工務店さんが応急処置。



職人さんが帰られた後、17時頃撮影。残された幢幡と天蓋、来迎柱間の壁が薄日に映えて目立っています。幢幡と天蓋は、そのまま養生して工事に移るか、活かし取りするかのどちらかになります。


この後18時から書道教室があったので、とても大変な一日でした。


閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page