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執筆者の写真Akihito Hara

本堂改修事業-86ほか

更新が少し遅れがちになっています…(-_-;)コロナ禍のため茶道教室等は休講となってしまいましたが、書道教室やヨガ教室等は通常通りの開催が続いています。

1月27日は午前中親子ヨガ教室が開催されています。玄関にベビーカーがたくさん。今回の親子ヨガ教室へは7~8組の親子が参加されていたようです。


日にちは前後しますが、25日は法然上人の御祥当日で、月例の念佛講を開催させて頂きました。参加者は5人でしたが、新規のが一名お見えになり、一時間ほど礼拝と木魚念仏・お釈迦様の一生涯のお話等をさせて頂き、お開きとなりました。来月の2月25日も、通常通り開催を予定しています。


本堂改修の方はしばらく写真紹介していませんでしたが、1月27日(木)に月例工程会議を開催いたしました。


小屋裏の状態が予想以上に悪いようで、今後の工程もずいぶんと予定より遅れてしまうことがわかりました。

近年の修理が見栄え重視で外観保全中心だったたため、骨組みに大きな負担がかかっていたようで、主要柱にも歪みが生じているそうです。曲がった柱を真っすぐにはできませんが、できるだけ垂直になるように、建ち起こしをした上で、屋根を仕上げてゆくそうで、瓦ぶきは当初の2月1日からの予定が、4月28日へと大幅に変更されました。

こちら側としては、時間がかかってもとにかく丁寧にいい仕事をしてくださいと、工務店にお願いしています。


10分の1の図面を用いて屋根修理の説明。原寸を図った1/10破風板を屋根に重ね合わせると、図面にうまく収まりません。屋根自体が長年の負担で形状が変わってしまっていると説明を受けました。小屋裏内部の骨組みも随分と歪んでいるそうで、原寸を測り、岐阜加子母の工場で加工したものを運ぶそうです。




化粧垂木も波打っています。屋根を解体し、きちんと揃える作業を今後行います。化粧垂木は既存のものを原則つかいますが、一部新調する部分もでてきました。


本堂内部は檜材での足固め作業が着々と進んでいます。宮大工さんによる西光寺での作業は1月でいったん終了し、2月からは加子母工場へ戻って屋根材の加工に入ります。しばらく木槌やチェーンソーの響く音の止まります。



足固めの寸法も間違っていないかどうか、いちおうメジャーで実測しておきました。


必要のない昔のほぞ穴等は詰め木をしています。ホゾ穴に足固めのホゾを通していますが、ボルトを通して補強しています。



腐った柱の部分も取り除かれ新しい檜材が根継されました。金輪継ぎという継ぎ方だそうです。


切断された腐った柱の根部分。




柱の高さ調整のため、一部の柱に鉛板を一枚、二枚とかませています。礎石と馴染ませ、防虫効果等もあるそうです。


その他、工程会議では、一部鬼瓦鰭の部分を修理にするか新調にするか、工務店の写真資料に基づいて議論がありましたが、結論は総代会に持ち越すことになりました。


3月5日の檀家様向けの現場説明会や今後の地域住民、子供さん向けの見学会のこと等も話し合いをおこないました。


次回の工程会議は2月24日(木)13時からです。




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