11月30日(火)は、恒例の工程会議が開催されました。前回会議の議事録の確認からはじまり、11月中の作業進捗状況、12月以降の作業予定の報告等がありました。
11月中はほぼ工程通り作業が進み遅れは生じていないとの報告でしたが、瓦解体に伴うレッカー車の手配について、小さいレッカー車だと本堂裏側まで届かなかった為、何度かレッカー車の入替がありました。起工式後直ぐに塀を壊して出入口を広げていたため、結局、契約前に工務店が計画していた25tラフタークレーンが主力となり、解体作業が行われました。
その他、契約では鬼瓦は修復再利用となっていますが、施工主から新調の方が良いのではないかとの提案があり、こちら側は「総価定額方式で契約を結んでいるので、施工主が新調の方がよいと判断した場合は、そのようにしてください。」との回答をしています。が、今後、もう少し話し合いが必要かも知れません。
小屋裏の木材も転用財の使用等、新調・修繕した方がよい部分が多く見受けられるとのことでした。
一時間強、工程会議を行い、その後は現地視察を行い解散となりました。次の工程会議は12月23日となります。
本堂内部の様子。仮建ち起こしの後、壁がないのでワイヤーで仮補強しています。不陸調整と建ち起こしは再度行います。屋根裏はブルーシートが一面にひかれ、その上に足場が組まれているとのことです。職人さんが自由に動き回れるための処置だそうです。
野地板の解体が進んでいますが、特に降り棟部分は長年全くの手を入れていなかったようで、痛みが激しくなっています。平瓦部分は瓦の記録から平成12年に修理しているようで、ルーフィングの施工等雨漏り対策もしてありました。
写真を見ると野垂木は丸太を使用している所が多いのですが、今回は野地板とよりフィットする角材での使用となります。
切妻部分。木材は全て新しいものになります。岐阜の本社で加工して運ばれてくるそうです。
裏甲?という部分になるのでしょうか?瓦の形に合わせて木材の加工がなされています。平らのまま瓦をのせると、鳥の巣がつくられてしまうので、瓦にフィットするように作るそうです。
足場の組み換えで、浜縁の上部周りにも足場が張り巡らされていました。耐震壁の作業等で必要なのでしょう・・・。
工程会議明けて12月1日の状況。本堂正面の野地板解体もはじまりました。
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