ここ数年で、池田・川西・箕面界隈での地蔵盆の開催件数が随分と減ってしまった気がします。街のあちこちでお祀りされていたお地蔵さんも随分と減り、西光寺に引っ越して来られたお地蔵様も数体いらっしゃいます。西光寺の地蔵盆も、毎年お世話をして下さる地蔵講の人出不足が悩みの種です。昔ながらの伝統を継承してゆくことは、今後益々難しくなるだろうなと、今年は改めて思い知らされました。
さて、8月24日は午後3時から、地域の子供さんが集まり、本堂で地蔵盆の大念珠繰りをお勤めさせて頂きました。
先に御本尊の阿弥陀様に合掌・十念した後で、数珠繰りをはじめます。近所の子供さんや、西光寺の各種教室に通っている子どもさん、檀家さんの子どもさん等、総勢20名程(こども参加者10人)で数珠繰りを行いました。町内の安全や、子どもの成長を願って数珠をまわしました。
数珠繰りを終え、外にお祀りしている仏様の方角を向き、しばし合掌・黙念を行いました(ともいき夕陽のつどい)。
その後、住職から少し話があり、場所を移して地蔵盆のお下がりと、くじ引き大会をして、今年の念珠繰りは終了となりました。
念珠繰り終了後、午後5時過ぎから古いお位牌や卒塔婆等のお焚き上げを行いました。
今年は数人、点火時にご一緒してくださりました。般若心経を読経した後、点火しました。お焚き上げは、午後7時頃まで続き、火の後始末が終わった頃、五月山に大文字の送り火が灯り、大松明が池田旧市街を練り歩きます。がんがら火祭りでは、今年も西光寺所有の双盤が使用されています。
川西市の栄根寺のお地蔵様。今年は提灯の飾り付けはありませんでしたが、23日の夕方、住職が栄根寺まで出向き、御回向させて頂きました。
Comments